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外反母趾の疑いがあったらまずこの考えを

 「これって外反母趾?!」と気付いても、「ただ親指が曲がるだけのものか」と受け取る人もいると思いますが、軽く考えないで下さい。外反母趾とは親指が曲がることが最終結果ではなく、そこから二次的障害を発生させてしまう所に問題があるのです。

 何度も言いますが、親指がただ曲がるだけの単純なものではなく、それが引き金になって、次第に関節の変形や老化、原因のはっきりしない痛み、そして一生苦しむ程の不調、障害を起こしてしまうのです。これが一生元気で暮らせる人と、いつも不調や痛みで悩みながら一生を送る人との差になっているからです。

 外反母趾の疑いがあったら最初に次のような考え方で対処してください。


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【1】 まず、これ以上ひどくならないように一定期間テーピングで進行を止める。そして自分の手を使って、足指の運動可動域の拡大を図る。

【2】 痛みがある場合でも手術は考えないで、何よりも優先して痛みを取ることだけに専念する。痛みはテーピングで100%治るため、精神的重圧から解放され、気持ちが楽になり、冷静な判断ができるようになると、自然と手術を考えなくなる。

【3】 痛みがない人は、二次的障害が起こらないように、4~5ヶ月間テーピングで足裏のバランスを整え、正しく歩けるように訓練する。次第に正しい筋肉が足の裏についてきて、曲がっていた指も30%改善し、そしてなによりも健康になってくるのです。