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自宅で簡単フットケア

外反母趾の矯正を促進する体操とマッサージ

外反母趾の原因として最も大きなウエイトを占めるのは、足裏の機能低下にあります。
具体的には、足底筋(足指を曲げ、歩行時に地面をしっかり蹴る働きをする足裏の筋肉)の萎縮(筋肉が衰えて体積が縮まり弱くなること)が起き、足指の付け根の関節(中足指節間関節またはMP関節ともいう)が硬くなって関節の屈曲(あしうらの方へ曲げる動作)範囲が狭くなります。これを改善しなければ外反母趾の矯正も思うように進みません。
このような症状の改善と矯正の促進方法として以下の様な体操およびマッサージをおすすめします。

足裏の筋肉を強くし、体のバランスを整える基礎(土台)をつくるグーパー運動

「足指をしっかり開いて地面をつかむように踏みしめる」、この様な動作が自然にできると身体は安定し、体のりきみもなくなり、とてもバランスの良い状態となります。
この動作を身に付けるためには、足指をしっかり握り締めること、すなわち足指でグーをつくることが大切です。ただ足指を足裏の方へ曲げるだけではなく、足指の付け根(MP関節)のところからしっかり曲げなければ効果が上がりません。
はじめは、うまくちからが入らず、曲げられない方も多いと思いますが練習すればほとんどの方が克服します。
また、足指の付け根の関節がかたくて曲げられない方は、柔軟体操のつもりで手を使ってしっかり足指の付け根を曲げてください。とてもかたい方は痛みやポキッと音がしたりすることもありますが、毎日行うことで徐々にやわらかくなります。
そして、やわらかくなってきたら、足指でグーをつくる練習をしてください。この、グーをつくる運動は、しっかり握り締めてグーをつくり、次にしっかり足指を開いてパーをつくる動作を1ストロークとし、10回(10ストローク)繰り返してください。この10ストロークを1セットとして、できれば1日に最低でも3セットは行うようにしてください。このグーパー運動により、足指の柔軟性と足裏の筋肉の発達、足指間の靭帯の緊張による横アーチの再形成の促進などの効果が期待できます。またこれにより外反母趾の矯正を促進する効果が飛躍的に向上します。

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足の疲労を回復し、足の血行を促進する足裏マッサージ

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パンプスなどの窮屈な靴や革靴など足のあたる部分が固い靴を履いて通勤・通学をする方や、立ち仕事の方、歩くことの多い方など、足の疲労を起こしやすい条件にある方は、足裏の筋肉がこわばり、すねやふくらはぎも固くなります。
このまま放置しておくと、疲労が蓄積し、足の痛みやふくらはぎの痛みあるいは脚がつるなどの現象が発生します。また、この様な状態で毎日をすごすと歩行時の足の使い方や体の姿勢などのバランスがくずれ、外反母趾やその他の関節、筋肉の障害をおこす原因となります。これらの現象を予防あるいは改善するために、また外反母趾の矯正効果を促進するためにも足裏のマッサージが大変重要となります。

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足裏のマッサージは、足指の付け根から足裏の土踏まずの所をもみほぐしたり、指圧をして足底筋のこり固まっているところをほぐし、足の疲労を癒してください。
手を使ってマッサージをするのが面倒だったり上手くできない方は専用マッサージ機(足裏天国フットバイター)などを利用すると良いでしょう。

自分で出来る靴の片減り補修

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固い路面や歩道を毎日歩いていると、いつのまにか靴のかかとなどが摩耗してきます。片減りしたまま履き続けると、歩き方に悪影響がでることあります。せっかく足に合った靴でも極端な摩耗では機能しません。
また、新たに見つけ購入するにも経費や労力がかかるので、おろそかにしがちです。そこで、靴の補修剤としてはシューグーというとても優れた商品をみつけました。