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外反母趾が男性より女性に多い理由
なぜ、外反母趾は男性よりも女性に多いのでしょうか。一般にはハイヒールのせいだと言われていますが、実はこれは正しい答えではありません。なぜなら、まだ一度もハイヒールなど履いたことの無い小中学生の女子にも外反母趾が多発しているという、歴然たる事実があるのです。確かに、現代日本人は欧米人に負けず劣らず、長時間、靴を履き続けるようになりました。
通勤時間を入れると、会社勤めのサラリーマンやOLは平均10時間以上もの間、靴の中で足を圧迫し続けている勘定になります。特にファッション性を重視した、指先の窮屈な靴を我慢して履いている女性は、男性以上にその影響を受けることはまず間違いありません。ただし、靴はあくまで二次的な要因に過ぎず、単に履物の変遷だけでなく、生活全体の洋風化、道路面や床面の変化など、足を取り巻くさまざまな環境が変化することによって、本来足がもっていた機能が徐々に衰えてゆき、その結果、足先が弱くなり、変形などの異常をもたらしているのです。
ですから、最近横行している「靴を替えれば、足の痛みも治る。」という誤った考えは捨て、靴を買い替えるより先に、弱くなった足に正しい処置をしていくことが先決です。
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